こんにちは。
フランスアンティーク&ブロカント雑貨メゾン・ヴィヴィエンヌ びびあんです。
お天気がすぐれず寒いのは関東だけみたいですが、皆さまよい週末をお過ごしになられたでしょうか。
この週末ではないのですが、私、「CHEF 三ツ星フードトラック始めました」を観てきました!
ネタバレになってしまうと申し訳ないのであまり長くは語りませんが(フランス映画ではないし)
とにかくハートフルで素敵な映画でした。
(誘ってくれたのはお友達んだったのですが、言いだしっぺのわりに「イマイチだった」そうなのですが)
私の元夫がフランス人でフランス料理の料理人でしたので、フランス料理界のことをちょこっとかじったこともあったので、なかなか楽しめたのかもしれません。(「フランス料理の作り方」をかじったわけではありません 笑)
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ストーリー
三ツ星レストランの雇われシェフ(注:シェフという言葉は、日本では「料理人」と同義で使われていますが、フランスでは「料理長」のみに使われます。)
のカールは、レストランの格付に強い影響力を持つ有名評論家の目をとても意識してメニュー作りに当たっています。
あるとき、その評論家が来店する日に斬新なメニューを出してもてなそうと思ったところ、オーナー(ダスティン・ホフマン!)に「いつものメニューでやれ」と言われてしまいます。
要するに、採算を重視して「いつものお客様の喜んでくださる、クラシックなフレンチ」を望むオーナーと、いつも新しいもの=ヌーベルキュイジーヌに挑戦したい「芸術家」を自認するシェフの戦いなのですが、悲しいかな「雇われサラリーマン」であるシェフはオーナーの意向に屈するか、歯向かってクビになるか、しかありません。
結局辞職して、自身の料理の原点であるマイアミに行って、良好な関係を築いている元妻とその元夫の助けもあって屋台トラックを手に入れ、キューバサンドウィッチの移動屋台販売を始めます。
2番手の弟子だったマーティンがレストランを辞めて手伝ってくれることになり、元妻が引き取って育てている10歳の息子も学校の休暇を利用して行動を共にします。
息子はサンドイッチ作りを学んだり、ツイッターを用いた「広報部長」として貢献したりしながら、マイアミからニューオーリンズを経てロスまで戻る旅をして、それまでたまに面会するだけだった父と子の絆を深めていきます。
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ざっとこんなお話なのですが、元夫はこのシェフとは逆で、クラシックフレンチしかやりたくない人でした。
でも、今の時代、それではだめなんですよね。
現代の日本のオーナーであれば、基礎はもちろんきちんとしていながら、新しい風を吹き込んでくれるシェフを望む人が多いのではないでしょうか。
でもアメリカの一部ではクラシック一辺倒が通用するのでしょうか?アメリカは行ったこともないのでよくわかりませんが・・・
オーナーお気に入りのスタンダードコースの内容を聞いていても、
ゆで卵のキャビアのせ
帆立のポワレ
牛のステーキ
フォンダンショコラ
と、食通ならばとうに食べ飽きたような内容・・・
いえ、そういうお料理も大切です、一番大切なのは基礎ですから。
でもリピートする方や評論家にお出しするには、凡庸なんですよね。
そういうメニュもしっかり作れるけれど新しい料理に挑戦していこうとするカール、立派だと思いました。
(この映画で感動すべきところは、「人との絆」だと思いますが、「フランス」というブログの趣旨から外れるので省きますね)
ああ、美味しいフレンチ食べたい!
と思っていたら、今週金曜にホワイトデーだからということで、夫がトスカーナ料理のお店に連れていってくれることになりました
イタリア料理はなんといってもパスタ。パスタがあるから、フレンチと同じくらい食べるのが楽しみなお料理です。夫はイタリアに行く前はイタリア料理店行っても「パスタなんか家で作れるから」と言ってオーダーさせてくれなかったのですが、イタリアに行ったらその美味しさにびっくりしていました。
長くなってきたので、このへんで失礼致します・・・
では皆様 今週も素敵な一週間になりますように。
ごきげんよう♪








