こんにちは。
メゾン・ヴィヴィエンヌ店主 びびあんです。
続けて、終わってしまった展覧会のお話ばかりで恐縮なのですが・・・
こちら、
「華麗なる近代京焼ー有栖川家伝来、乾山
皇居東外苑にあじさいを観に行った際、ふと目に留まったので入ってみた次第ですが
なかなかどうして、無料なのにとても充実した展覧会でした。
会場の 三の丸尚蔵館 は小さいですけれど、皇族由来のお宝をたくさん所蔵しているようで、
このような、日本の最高の技術による素晴らしい作品が、順次公開されています。
大手町で下車して、大手門を入ってすぐのところにあるので、なかなかアクセスも良いですし
無料です。
嗚呼・・・写真の、そのまた写真だと良さが100分の1ですね・・・
乾山伝七とは・・・
1821年文政4年生まれ。1890年明治23年没。
尾張の瀬戸に生まれた幕末~明治期の陶工です。
京都で初めてヨーロッパ式円窯を使った洋風陶磁器の制作を始め、パ
リなど世界の万国博覧会でも幾多の賞を受賞した名工
実際には弟子たちの手による絵付けもありますが(なにしろ、膨大な数の食器ひと揃えですから・・・)
皇居内に咲いているのであろう 数々の野の花が繊細な筆致で描かれており、
縁や、絵の中に散りばめられた金彩が、大変高貴な印象を醸し出しています。
1つ前のブログに書いた「ヨーロッパ陶磁器展」は1866年~1886年の間の作品でしたが、
ジャポニスムの流行まっただなかの物が多かったですね。
ちょうどその頃に大活躍した乾山伝七は、19世紀後半の、ヨーロッパにおけるジャポニスムの流行に
多大な影響を与えたことでしょう。
アビランドのリモージュ焼も素敵でしたが、この乾山伝七のヨーロッパ風京焼はもしかしたらそれを上回る見事さかもしれません・・・
はい、私は我が国の文化芸術も大好きなのです(笑)
某セクハラ議員のような、ああいう日本男児は本当にゴミだと思いますけれどね・・・
本日も、フランスアンティークと直接かかわりのないお話を読んでいただき、本当にありがとうございました。
ごきげんよう!!!
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