池田学 氏はカナダやアメリカ、
アジア各国は訪れたようですが、
ヨーロッパはまだかもしれず
「フランス関連の展覧会」カテゴリー
には入らないのですが
きっと将来、存命中にルーヴル入りするだろう。
との勝手な予想と、
フランス製美術用紙「アルシュ」を
使っていることから、入れてしまいました^^;

https://www.takashimaya.co.jp/tokyo/special_event/ikeda/index.html

IMG_20171008_121231495.jpg
*この「誕生」という絵しか撮影許可されていなかったので、

この記事内の写真はすべて「誕生」から切り取った写真となります。

素晴らしさが伝わらないので貼らないほうが良かったかも?


NHKの夜のニュースで紹介されたので
コミコミだろうなとは思ったのですが、
昨日、10時半の開店直後に訪れた時には
すでに8階の会場からの長~い列が
6階の階段まで続いていました。
会場に入れるまで30分くらい並んだでしょうか。

皆さん口々に
「NHKで知って・・・これは観ないとと思った」。
実は私もその一人です。
NHKニュースなので
「日本橋高島屋で10/10日まで」とは
確か紹介してくれなかったと思います、
「中央区の百貨店で開催されています」と。
なので皆さん、場所と会期を調べる
ひと手間をかけてやってきているのです。
「有名だから」ではなく
「これすごい!観たい!」
TV画面を通じてそう思わせる
天才力がこの方の絵にはあります。
というか、もうその絵の前でひれ伏すしかない
ものすごい才能。
ただただ、圧倒されます。

「これは、天才だ」
「脳みその中、どうなってるんだ」

感嘆の声。



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漫画を描くようなペンだけで描かれているので
非常に線が細かく緻密です。
その細い線が、生き生きとした、
奇想天外な世界を紡ぎあげます。
色々なもの・・・、フクロウやら猿やら
武士やらオバケやら、ご自身のサインやらが
絵のなかに散りばめられているのですが
それを発見していくのがとても楽しい。



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画家本人も
「飛行機を入れたら、観る人が楽しいかなと思って」
「僕の絵には特に難しいテーマとかないので
観て楽しんでください」
そうおっしゃっていて、
皆さん、肩の力を抜いて童心に返って、
「あ こんなところにありんこだ!」なんて言って
楽しんで観ていました。
(ただしこの写真の絵「誕生」に関しては、
東日本大震災が制作の動機となっているため
瓦礫の描写もありまして
「楽しんで」というのは不謹慎なのですけれど・・)



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旅をする度に絵に反映されるということなので
今後フランスやイタリアにインスパイアされて
どのような絵になっていくのかとても楽しみです。
なにしろまだ43歳ですから。

また、この方は法廷画家も10年勤め
動物園からの依頼で動物も沢山描いたとのことで
たくさんの動物画(これもペン)が展示されていますが
その動物たちの絵の素晴らしいこと。
18~19世紀の、資料として描かれた
絵画のように緻密で正確ながら、
動物たちの表情が温かく、どこかユーモラス。
画家のお人柄が表れているようです。

最前列を死守するために
動かない列にもめげずに並んでいたので
観終わるのに3時間ほどかかりましたが
じっくり観てきて良かったです、
「あとで図録買えばいいや」とは思っていましたが
まさかの図録売り切れ。

本当にものすごい天才、日本が世界に誇る才能です。
明日で終わりですが、4~5時間のお時間が作れるなら
是非歩きやすい靴を履いて観にいらしてください!


メゾン・ヴィヴィエンヌ店主






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